「有機JASとらないの?」と、お客さんに聞かれたことは14年の間一度もありませんでした。それを聞いてくるのは行政だったり、バイヤーさんだったり、つまり作る人と食べる人の間にいる方達です。
有機JASを取るためには沢山の時間と手間、そして毎年認証期間に払う費用がかかります。そもそも私みたいな新規就農者がとることは現実的ではありません。
なぜなら畑を「借りて」いるから。この14年間で地主さん都合で返した畑は5枚もあります。面積にして1.5ha。仮にそんな畑で時間をかけて有機JASを取得しても、返すように言われたら全て無駄です。
国の農業政策は「大規模農業」→「高付加価値(六次化)」→「有機農業推進」と変わってきて、今いろんな補助金が有機農業に充てられるようになりましたが、この有機JASをとってないと対象外になることが多く、私はつい毒付いてしまいます。
無農薬・無肥料で、在来種を繋いで畑を4ha守り続けてるのに、それを見捨てて何が有機農業?何がSDGs?…聞いて呆れます。
商談の場でも、有機JAS認証を取得している商品しか扱わないところも少なからずあり、先日も「名刺作るようなものでしょう?なんでとらないの?」と言われましたし、加工品に関しても原料の半分以上が有機JASでないとダメ、と言われたりもしました。
何が「ダメ」なのか。
そんなに認証が大事?
それよりも大切なことがあるんじゃない?
そもそも誰のための認証なの?
オーガニック界隈では、少し前は確かに大事だったと思います。オーガニック食品が「健康食品」だった時代。でもここ数年、特にコロナ禍以降は健康食品からエンタメの一部に変わってきていると肌で感じています。オーガニックはおいしい・楽しいに変わってきています。
どこのお店にいっても有機JASマークのついた大手オーガニックメーカーの同じ商品が並んでいた時代がありました。でも今お客さんが求めているのは「食の安全」よりも、本当の意味での「血の通ったオーガニック」ではないでしょうか。
こんな風に足を泥だらけにして真夏の炎天下に作業をしていることが、あのマークから伝わるはずもありません。
今はこうした血の通った情報が求められているし、それが責任でもあると思います。全てあのマークにしておけば安心でしょう。現地を見なくても、どんな人がどんな想いでやっているのか知らなくても、マーク集めてた方が簡単だし、責任もない。
ここくはこれからも、マークを取得した情報優等生にはなりません。スパッツを履くと女性陣から「足がキレイだ」と疎まれる、たわいもなく泥臭い日常こそオーガニック。
伝えたいことは15年前に始めたときと1mmもブレていません。
おいしいおはなし届けます。
滋味はこころの豊かさに。
Delivering tales of deliciousness
Wholesome flavours whole heartedly
海やら味噌やらお菓子やら、いろいろ出てくる変なアカウントですが、そんな感じでこれからもよろしくお願いいたします。
みそっぽくないのがMISO!な、フムスみそ。
みなさんの健康を考えた時、本当は毎日お味噌汁を食べてほしい!と思うわけですが、やっぱりパスタも美味しいし、パンだって食べたくなるものです。お米を炊いたり出汁をとったりする時間がないという方もいるでしょう。
そんな時でも発酵した調味料を、そしてしっかりとした塩分をとっていただきたいという想いで開発されたのがこのフムスみそ。
ひよこ豆を米麹で発酵させているフムスみそは、ちょっと他の味噌とは違ってコクと風味はあるものの、香りの主張がないのが面白いところ。
乳と合わせればチーズになるので、ホワイトソースに溶かし込めば、ミルクパスタ、シチュー、グラタンに。お水で溶いてオリーブオイルとあわせてサラダにかけてブラックペッパーもおすすめ。
パン食なら、薄くオリーブオイルで伸ばしてトーストすればチーズのようになりますし、クミンやガーリック、バルサミコ酢などと合わせたディップも最高に美味しい。
付け合わせに干し椎茸で出汁をとれば洋風のスープもできてしまう。洋食でも楽しく積極的に発酵調味料を食べてください。
【正式告知の前なのにすでに残席わずか!】
味噌,醤油だけでなく様々な発酵にまつわるワークショップを行う「うさ小屋」。いつも味噌づくりを教えている私も生徒として一緒に学ばせていただいてます。
その第五弾は再びキムチ!
今回もなんとはるばる福岡から
Fly8kitchenproduce @fly8eightk.p のあすかさん @askafly8をお迎えして、念願のキムチづくり教室を行なっていただきます。
あすかさんはいつもとってもパワフル!
お会いするだけで元気になれるので私も一緒に学ばせていただくのを楽しみにしています。
また、あすかさんは普段は薬膳料理教室などもされているので、その辺りも含めたキムチづくりになりそうです。
キムチだけでなく、ポッサムや薬膳茶のついたランチも楽しみのひとつ。
みんなで楽しくキムチを仕込みましょう。
<伝統キムチワークショップ>
祖母から伝わる無形文化遺産
キムチは韓国では毎日食卓に並ぶ発酵食品としても古くから愛され続けています。
こちらを皆様へご伝授致します。
<内容>
キムチの基礎知識 座学
キムチワークショップ(皆様と共につくります)
キムチ2株お持ち帰り
ポッサム、キムチ、わかめスープ薬膳茶 ランチ付き
<日時>
2026年
11月13日(金) 残席4
11月14日(土) 残席10
各回11:00 - 14:00
<場所>
ここく/発酵スイーツ研究所
〒889-1604 宮崎市清武町船引3996-1
<参加費>
9,800円(税込) 材料費込み
各回定員12名
当日に参加費をお支払い下さい(現金のみ)
<もちもの>
エプロン
ハンドタオル
汚れても良い服装
筆記用具
ジップロック大2枚
<お申し込み方法>
プロフのリンクから申し込みフォームへ
<申し込み締切>
11月6日(金)
みなさんのご参加お待ちしております。
ランチを食べながら一緒に美味しいキムチを仕込みましょう!
#うさ小屋
フムスみそって何?
お店にあるのは知ってて前から気になってるけど…
そんな方は多いと思います。このみその特徴は
「みそっぽくないのがMISO!」
この一言に尽きます。
ひよこ豆と米麹を合わせた珍しいお味噌ですが、ひよこ豆自体に油分が少ないせいか、味噌というより「発酵の旨みディップ」と言った方が正確かもしれません。
ポイントは香り。
クミンやガーリック、ブラックペッパーなどを合わせると、もう味噌感はゼロ。特にホワイトソースに合わせると乳の香りと合わさって、なんとビックリ!チーズになるんです。
オリーブオイルとの相性も抜群で、お水で溶いたフムスみそをサラダにかけ、KALDIさんで売っているエジプトの香辛料「デュカ」をパラパラとかければあっという間にお店で食べるサラダになります。
実は発酵スイーツ研究所で人気のチーズケーキも、豆乳とフムスみそでチーズ感を出していたり。
バルサミコ酢と合わせても酢味噌というよりオシャレディップ。リンゴ酢やマスタードと混ぜ合わせても◎
味噌汁にもなりますが、干し椎茸で出汁を取ると味噌というより洋風のスープです。
洋風なお料理でも発酵調味料を使いたい方はぜひ試していただきたい逸品。冷蔵庫にあると、ちょっと旨みを足したい時に本当に便利です。私は邪道かもしれませんが、スパイスカレーにもちょっと入れてしまいます^_^
そんなフムスみそ、一緒に作ってみませんか?
今月19日に鹿児島谷山のなかまのいえ @nakama_no_ie_ikukoにて
「手前フムスみその会」を初開催します。
こうしたおいしいビックリ!な利用方法を、実際に食べてもらいながら、自分用の手前フムスみそを仕込みます。
しかもマルシェも同時開催となりました!
詳細はここくのWebやなかまのいえさんのアカウントをご覧ください。
連休初日はおいしく楽しく!
みなさんのご参加お待ちしております。
昨日の「ぬか床美人の会パート2」では、あらたにゴボウ、レンコン、ハクサイ、生姜、豚肉に挑戦。
前回と違い、今回はゆで卵が大成功で、お弁当に入れても漬物臭くないからいい!なんて意見も出ました。相変わらず、オクラ、アスパラはキュウリ・ニンジンに次ぐ美味しさです。水気を吸い取る役もしてくれる干し椎茸の美味しさにも感動。
帰ってから醤油をかけたい気持ちを堪えながら(苦笑)キンピラ風にごま油で炒めました。
お味は噛めば噛むほど素材の味と塩の旨み、そして少しの酸味が感じられる、なんとも奥ゆかしいキンピラに。日本人に生まれてよかったーとなる逸品です。
レンコンも牛蒡も漬ける前に少しだけ湯掻いてあります。レンコンは皮を剥いて半分に切って漬けたけど、もう少し薄くスライスした方がもっと味が沁みたかもしれません。今回は三日漬けです。
次回のぬか床WSは鹿児島市比野の原田米店さんにて。
@haradakometen
9月20日(日)に米ぬかとの頂上決戦を行います。
原田米店さんで食べる白米は本当に極上モノ。厳選されたお米はもちろん炊き方もプロだから、いつもツヤツヤしていて米だけでパクパク食べれてしまうのです。
そのお米とあわせてぬか床を食べ比べる。なんとも贅沢な時間になることでしょう。
食べ比べの他、食事と麦ぬかとっこちゃんがついて6,000円
まだ残席ございます。
お申し込みはここくのWebサイトからどうぞ。
#麦ぬかとっこちゃん
最近、ぬか床界をざわつかせている新星アイドル「麦ぬかとっこちゃん」。
「ぬか床」といえば「米ぬか」。
「米ぬか」といえば米を削った時に出るもの。
対して「麦ぬか」とは、麦を削った時に出る「フスマ」と呼ばれるもので、おしゃれに言えば「ブラン」です。
このブランぬか床と、往年の米ぬか。 バッチバチの二人がついにガチンコ対決することに!
対決は5ラウンド一本勝負。 それぞれに漬けられたさまざまな食材をご試食いただき、 「麦」「米」の旗をあげて審査員としてジャッジしていただきます。
場所は、「米ぬかの総本山」とも言える、米の本拠地「原田米店」さん。 おいしいお米を口直しにほおばりながら、審査員の皆さまには厳正なる審査をお願いします。
さらにこの夏、満を持してぬか床をはじめたい方、 あるいは何度も挫折したけど、やっぱり今度こそ!という方のために ぬか床教室も開催いたします。
「毎日まぜなくてはいけない」と思っている方もまだまだ多いですが そんなことはありません。 冷蔵庫の野菜室で管理して、3-4日に1回混ぜるだけでOK。
そもそもなぜ混ぜるのか? 水を抜く方法、そして足しぬかをするとどうなるのか。 放置しておくと出てくる白いのはなんなのか。
このあたりの知識がなくはじめてしまうから、 結局みんな嫌になってやめてしまうんでしょう。
そんなお手入れのポイントさえわかっていれば、 次は何を漬けようか?と、毎日楽しくなるはずです。
日本人が古来から親しんできた乳酸菌と仲良くなって、 ぜひぬか床美人になってください。
麦ぬかがもし気に入ったら、麦ぬかとっこちゃんもプレゼントしてしまいます。
日時:
2026年9月20日(日)
11:00 - 13:30
場所:
原田米店
鹿児島県薩摩川内市樋脇町市比野2454-1
参加費:
6,000円(税込) 定員10名
⭐︎麦ぬかとっこちゃん付(希望者のみ)
⭐︎おいしいお米とぬか漬けに舌鼓をうつ食事付
当日に参加費をお支払い下さい(現金のみ)
お申し込みはここくのWebサイトからどうぞ
なぜ生きるのか、生きているのか。
まだ20代だった頃、過ぎゆく虚無な日常のなかで答えを必死に探していた。
転機になったのはオーストラリアに行ったこと。
3万年前から住むアボリジニは、時代を3つに捉えている。
何もなかった暗黒の時代
次に訪れた創造の時代
そして今は…「伝承の時代」
土も木も石も、全てはご先祖さまが生まれ変わっているもの。
私たちはただ次の時代に繋げているだけ。つまり生きる意味なんて、次に繋げることでしかないということ。。
真理をつかれた反面、判然としないまま訪れたのは、シドニー近郊の国立公園。暗い洞窟の中で美しく光る幼虫…グローワームは、やがて蛾になって洞窟の外へ飛び立ち、交尾をしてまた洞窟に戻り卵を産む。
この成虫には口がないと聞いた。ただ交尾をするためだけに成虫になり、卵を産んで次に繋げる。これを何万年と繰り返している現実を見せられた。
私たち人間もこの蛾と何も変わらない。
3万年という時間の流れで見たら、一生なんて瞬きでしかない。
当時は頭では理解したけれど、腑に落ちていなかった。あれから20年近い時間をかけて、ようやく腑に落ちてきた気がする。
子どもたちが幸せでいて欲しい。みんなが健康でいて欲しい。
そしてご先祖さまが繋いで来てくれた種のリレーを、次の世代へ繋ぎたい。
品種改良された種は「今」しかみていない。この時代のために産まれたものは、この時代で終わるもの。気候変動でたちまち立ち行かなくなってしまう。
何万年先にも残せるものは何かと考えれば、お金でも石碑でもなく、種しかないかもしれない。
そんなことを思いながら、この在来種の大豆を育てるのも13回目。
この長い長いリレーが、どうか僕の命が終わっても続きますように。
先日初開催の「麦ぬか美人の会」。
平日開催希望!の声が多かったので、第二弾は平日に開催いたします。
8月31日(月)14:00〜15:00
前回いろいろ試してみて、おいしかったお野菜はもちろんのこと、また違うのもいろいろ漬けちゃいます!
お世話の仕方や足しぬか、それぞれのお野菜の漬け方など、みんなで味見をしながら試していきたいです。
私は今度こそ食べることに夢中にならず、しっかり写真を撮ろうと思います^_^
ゆるーい会なのでお気軽にご参加ください。
お申し込みはトップページのイベント情報からどうぞ!
コロナ禍はものすごい注文が殺到した味噌づくりセット。
その節は、みんなちゃんと作れておいしく食べてもらえたんでしょうか?苦笑
きっと、大豆を煮て、そして潰すのが一番大変だったことでしょう。
その「大変」を乗り越えてこその手前味噌の美味しさだろうと、これまで頑なに手前味噌セットは乾燥大豆のみにしていたわけですが…
考えてみたら味噌づくり教室で自分で潰させたことはほぼないですし、最近は混ぜてあるものさえある様子(詰めるだけ?)
てなわけで、この夏要望も多いので解禁します。
ミンチ大豆の味噌づくりセット。
しかもあわせ味噌仕込みも加わりました。
冷たい大豆ミンチと麹、塩を混ぜて詰めるだけ。
常温で寝かせて、夏ならひと月半で食べ始めていいくらいです。
夏休みの宿題にも最適。
ぜひこの機会にご利用ください。
ご注文はオンラインショップからどうぞ。
ついについについに、新潮窯が始動しました!
自社で塩づくりをはじめてからというもの、潮が足りない潮が足りないと言い続けて苦節8年。
これで欠品することなく、沖の潮、味噌各種、とっこちゃん、業務用の潮、さらには構想段階の新商品なども手をつけられるようになるはずです。
これまでの塩釜はトイレも水道も電気もなく、日当たりも悪くて劣悪な環境でしたが、ここはいろいろ揃っています。そして特筆すべきは登窯方式をやめてダブルにしたこと!これで時間短縮できること間違いなし!他にも焚き口を掘り下げて薪をくべやすくしたり、これまでの経験がいろいろ詰まっています。
まだ色々微調整しながらではありますが、とりいそぎご報告まで。今後とも沖の潮、そしてここくをよろしくお願い致します!
#沖の潮
あずき好きのあなたへ送ります。
すでに二杯目を飲まれている方もチラホラ現れました。
「浴びるほどあずきを楽しみたい」方のために作っているので、普通はきっと半分くらいでいいかなとなるはず。でも不思議とまた飲みたくなってしまうのです。
それでもご安心ください。砂糖は使ってませんし、乳卵も使ってないので驚くほど体にやさしいシェイクです。
甘酒好きな方もぜひ一度お試しを。
昨年のラムレーズンシェイクに代わり、今年はこの子が夏を担当します。定番の黒ごま、抹茶、いちごもお忘れなく。
#発酵スイーツ研究所
「味噌は寒仕込み」と思っている方も多いですが、九州をはじめとする西日本は短期熟成のため、寒の時期に大量に仕込んだお味噌は食べ終わる頃には赤味噌になってしまいます。
だから九州は、だいたい3ヶ月おきに少量ずつ仕込むのがおいしく麦味噌を楽しむコツ。
そして特筆すべきは、この夏の時期にしか味わえない麦味噌があります。夏の時期に仕込んだお味噌は、常温で1ヶ月、冷蔵庫で1ヶ月寝かせて食べるのがおすすめ。
気温が高いと発酵が早く進みますが、それは高い温度が好きな菌が活発に活動した証拠。そのあと低温で熟成すると、また違う菌による熟成がはじまり、なんとも深いまろやかな味わいになるのです。
いろんな経験させたほうが味わいが深くなる。人間と同じです。この暑い時期を経験できる深い味わいのお味噌ができるのは夏味噌仕込みだけ。
麦の収穫は5月末。ようやく乾燥や選別などの作業が終わり、今年の新麦が麹にできるようになりました。
無農薬・無肥料で育てられた貴重な在来種の麦麹の香り。潮麹にしても米麹とは違った深い味わいが楽しめます。香ばしい醤油麹にさらに麦麹で深みを足すのもいいかもしれません。
期間中は20%オフでご提供させていただきますのでこの機会にぜひご利用ください。
新商品と値上げのお知らせです。
昨日いいニュースがあったようで少しホッとしておりますが、ナフサ不足により袋がなくなったことを受けて、販売開始から10年以上同じだったごはん麦、ごはん豆の袋をリニューアルすることになりました。
これまでは「おはなしを届けたい」という当初のコンセプトが詰まったパッケージで、それぞれの種に出会った物語を書いた紙をまいていました。
でも正直な話、その紙を読んだ感想をこの10年で一度も聞いたことはありませんでした。
それよりは、一度読めば終わる話を毎回読むわけはなく、私の一方的な想いが使いやすさよりも勝ってしまう結果となり、それに気づきながらそのまま来てしまったというのが正直なところです。
しかしながら、種を大切にしたいという想いは変わりません。
毎年誰かが植えてきたからこそ、ここにある奇跡。手から手へ、命のリレーで繋がれてきたこの貴重な種を、同じように次の世代に残したいです。効率優先で消えてしまいそうな小粒の種を、しっかり残すために、まだまだ物語は続きます。
種に出会った話は、コンセプトブックやWebサイトでしっかりと紹介していきます。
そして最後になりますが、味噌3種類の値上げを決めました。
昨年の米価高騰の際にも価格を据え置いていたのですが、このままだと事業の継続が難しくなってしまいますので、やむを得ない決断です。何卒ご理解ご容赦のほどよろしくお願いいたします。
#お知らせ
ここく六月名物、みたらし。
この季節は醤油の仕込みの季節。
来年のための醤油を樽に仕込むかたわら、一年混ぜ続けてじっくり寝かせてできた「醤油もろみ」を搾ります。
それを何度も濾して、最後は一滴一滴
ポタリポタリと集めた旨味を火にかけ、
えもいわれぬ柔らかな香ばしい香りに包まれながら
一つ一つ瓶に詰めて沖醤油はできあがります。
そこから少しだけお裾分けしてもらい
砂糖を使わずにタレをつくり
毎年この時期だけご提供している
至極のみたらし。
これほど深い味わいのみたらしがあったのか。
大袈裟に聞こえるかもしれないけれど、本当に深いのです。
みたらしはとても甘いものもあれば、
醤油の旨みが感じられるものとにハッキリと分かれますが
ここで提供するのはもちろん後者のみたらし。
お菓子なのか食べものなのか。
みたらしはとても不思議な存在です。
この時期だけの深い味わいをぜひ一度ご賞味ください。
#みたらし #沖醤油
船を持つようになって初めての台風対策。
先輩船長に避難すっぞ!と言われて準備してみたけれど…
もともと停泊してる場所は港のかなり奥の方だし…
周りはまだ避難してないみたいだし…
…ここは避難しなくていいんじゃないかい?
先輩は冬の海に潜れとか、「海の厳しさ」を教えようとしてくる節があるのでちょっとそんな風に思っちゃいました。
避難しなくてよくないスカ?
と言ってみたら、まぁ、船長が決めることやから俺は知らんけど…
と前置きつつ、波より風なんだと説明してくれました。
他にも色々脅されて従うことに。
台風の時、港がどんな感じになるのか。
危ないけど一度見にこないと行けませんね。
怖いもの知らずで取り返しのつかないことになったらいけないので、今回は従うことにしました。
明日はまたここにきてさらにロープを張る予定です。
畑の方も、もうできることは全てやりました。
みなさまも万全の対策で、何も被害がありませんように。
#台風 #沖の潮
畑担当より食べる担当のみなさまへご報告。
麦の収穫、全て終わりました。
まだ全部乾燥が終わっていませんが、今年は豊作だった昨年に比べ大幅に収穫量が減ってしまいました。
原因は、ちょうどこれから出穂という時期に強風が吹き、倒れてしまった麦が多かったこと。
たったそれだけのことで昨年の3割減。
本当に厳しいものです。
13年目の麦作。
もうこれだけやってきたのだから、作り方も確立されていると思うでしょうけれど、実際そんなことは全然なく、未だに毎年模索をしています。きっと死ぬまでこの模索は続くのでしょう。
来年はこうしようという計画が既にあります。実は最後の収穫を今日にしたのも、来年のことを見据えてのこと。
ひとまずみなさんにお届けする分はしっかり確保できました。
次は梅雨明けの大豆の種まきへと続きます。今年も暑くなりそうです。
#裸麦
究極の米味噌づくり、鹿児島薩摩川内市の市比野で行うことになりました。
全国のお米を知る原田米店さんに先日お邪魔する機会があり、おいしいごはんを食べながら、米の炊き方などのお話を聞き、米の奥深さに触れて感動しました。
「麹に適したお米ってあるんですか?」と、興味本位で聞いたところ、「あります」と即答。
餅は餅屋というか、米糀に適してるかどうかで米を選んだことはなかったので一気に話が盛り上がり、このような会を開催することになりました。
場所も、宮崎からはなかなか行けないところ(苦笑
でもだからこそ、普段会えない方にも会える気がしています。
鹿児島といえば麦味噌が主流ですが、米味噌は甘いのが特徴です。
短期熟成ならきっと豊潤な米の香りがする白味噌になるでしょうし、長期間寝かせれば関東のまろやかな赤味噌になるでしょう。どの段階で食べようか、今から楽しみなのです。
ご存知の通り米の価格があがっているにもかかわらず、おいしい食事付き、米味噌2.5kg持ち帰りで6,000円。
お味噌について、塩について、いろいろ詳しくもなれます。
ぜひ市比野で会いましょう。
お申し込みは以下より
https://cococu.jp/event/20260620-haradakometen/
@haradakometen
製作秘話:その2
ピンク色で出涸らしも食べられる「むかし麦茶」。これがここくがリリースした最初の商品です。
なぜ麦茶だったのか。
それは最初に収穫したのが麦だったから笑
「農業はじめました!」といっても、種を蒔いて収穫をするまで何も売るものはありません。味噌を作りたくても大豆がない。一年間無収入では困る!ので、麦をなんとか売ろうと考えました。
でも、麦って大豆みたいにそのままでは売れないんです。
外皮が硬いから「精麦機」というものがないとごはん麦にもならないし、麦麹にもなれない。県内探し回りましたが「昔は精米所でしてくれたもんだ」と言われるばかり。
それでは麦茶にしてみようと、見よう見まねでやってみました。
1時間フライパンでまわしながら炒り続けると、香ばしい甘い匂いが。でも私が知ってる、あの黒い麦茶にはどう頑張ってもならない。
あとからわかったことですが、あの黒い麦茶は籾殻が焦げた色でした。在来種の裸麦は、籾殻が簡単に取れるので米でいう玄米と同じなんですね。
でも香りはすごく甘くて味わいも苦味がなくて限りなく優しい。色もピンクでかわいい。そして出涸らしがまたプチプチおいしい!これはこれで売ってみようとなりました。
さらに調べると昔の人はこれを「麦湯」と呼び、甘い香りをホットで楽しんだそうです。昔の人が飲んでいた麦茶だから「むかし麦茶」と命名しました。
ただ問題は、1時間汗まみれで焙煎しても8パックぐらいしかできないこと。。「火に向かう」というのはとても体力を使うことで、連続してできるのは3回が限度でした。
それでも売るしかない!
一般に知られるあの黒い麦茶と比べて高い高いと言われながら、300パック近くを主に口コミで販売しました。あの時買ってくださったみなさんには今でも感謝しています。
あれだけ時間をかけてがんばって販売したけれど、一年目の売り上げはたったの20万。月ではなく、年です(苦笑
それでも続けているのはやっぱりおいしいから。
食品製造の厳しさを知らされた、想い出がたくさん詰まった商品です。この優しい味をぜひ一度お試しください。
出涸らしもプチプチおいしくて、ごはんと炊いたり、雑穀サラダやキーマカレー、タコライスやツミレなどに混ぜると食感がプリっとしておいしいんですよ。
先日、鹿児島で久しぶりに開催した螢籠づくり教室。
10年ぐらいやっていませんでしたが、13周年を記念して宮崎でも特別開催いたします。
宵の刻、18時から。場所は普段案内していないここくの倉庫。周りに人が一切住んでいない、山の中での開催です。
夕暮れと共にカゴを編み、できあがった夕闇には蛍が待っていることでしょう。
古来の人々は、この季節に収穫を迎える麦の穂で虫かごを編み、カゴに入れて蚊帳に吊るし、眺めながら寝たと聞いています。
いろんな不安が押し寄せるこういう時だからこそ、
本来私たちに必要なものは何なのか、季節の手仕事の中で考えたいものです。この特別な機会に、ぜひみなさんのご参加をお待ちしております。
<宵の螢籠づくり>
5月30日(土)18時から
もちもの:ハサミ
場所はDMでGoogleMapでお知らせいたします。
お申し込みはDMで、お名前とご連絡先をお知らせください。
※ゆるい会ですので時間厳守でもありません。少し遅れてのご参加も大歓迎
#螢籠